資産運用3

複利とは?単利との違いと長期投資で効く理由

複利と単利の違いをわかりやすく解説。長期の資産形成で複利がどのように効いてくるのか、具体的な数字の例を使って紹介します。

  • 例:元本100万円

    年利5%

    単利 vs 複利で比較

  • 10年後の複利

    約163万円

    単利なら150万円

  • 30年後の複利

    約432万円

    単利なら250万円

元本100万円・年利5%の単利と複利の差概算(年1回複利・税金・手数料は考慮せず)

「複利の効果は大きい」という話を耳にしたことがある方は多いと思います。しかし、単利との違いを具体的な数字で理解している人は意外と少ないものです。ここでは表とグラフで差を見える化します。

単利と複利の違い

計算方法 利息のつき方 イメージ
単利 最初の元本にだけ利息 毎年同じ額だけ増える
複利 「元本+これまでの利息」にも利息 利息が利息を生む

たとえば100万円を年利5%で運用した場合、単利では毎年5万円ずつ増えます。複利では2年目以降、前年までに増えた分にも利息がつくため、増え方が徐々に加速していきます。

複利が長期投資で効いてくる理由

複利の効果は、運用期間が短いうちは目立ちません。期間が長くなるほど単利との差が大きく開きます。

経過年数 単利(万円) 複利(万円) 差額
5年 125 約128 約3
10年 150 約163 約13
20年 200 約265 約65
30年 250 約432 約182

これが「時間を味方にする」と言われる理由です。新NISAやiDeCoのような長期制度では、できるだけ早く始めることが有利とされています。

複利の効果を左右する3つの要素

要素 内容 自分でコントロールしやすい?
元本 最初にいくら投資するか
利回り 年間どれくらい増えるか △(市場次第)
運用期間 どれくらい増やし続けるか ○(早く始める)

利回りは予測しきれませんが、「期間」は自分の意思で確保しやすい要素です。

積立投資と複利の関係

毎月一定額を積み立てる場合にも複利は働きます。得た利益を再投資すれば、元本だけでなく増えた分にも複利がかかります。もちろん投資である以上、価格変動で想定通りに増えない年もある点は理解しておく必要があります。

具体的な数字で確認してみる

言葉より数字のほうが実感しやすいものです。元本・年利・期間を変えながら、単利と複利の差を試算してみると、長期投資の考え方が明確になります。

よくある質問

質問 答えの目安
複利と単利、どちらが得? 同じ利回りなら複利のほうが最終額は大きくなりやすい
いつから実感できる? 数年では差が小さく、10〜20年で開きやすい
毎月積立でも複利は効く? 利益を運用に回していれば効く

すぐに確認したい方はこちら

本記事は複利の仕組みに関する一般的な説明であり、投資の勧誘や助言を目的としたものではありません。実際の運用成果は市場環境によって変動するため、投資判断はご自身の責任で行ってください。

関連記事

資産運用2

FIREとは?必要な資産額と到達年数の目安

FIRE(早期リタイア)に必要な資産額の考え方と、到達までの年数を試算する方法をわかりやすく解説します。

資産運用3

iDeCoとNISAの違いは?併用の判断ポイント

iDeCoと新NISAの違いを税制・受け取り時期・柔軟性の観点から比較し、併用を考える際のポイントを解説します。

資産運用2

新NISAの積立投資は何から始める?初心者向けの月額目安とコツ

新NISAの積立投資を始める前に知っておきたい、つみたて投資枠・成長投資枠の違い、月額の目安、初心者向けの始め方をわかりやすく解説します。

← ブログ一覧に戻る